ファントムブレイブ
日本一ソフトのSRPG。ディスガイアの次の作品にあたる。
システムで特徴的なのは四角いマスの廃止。移動力の分だけ動くことが出来る。
そしてターン制の廃止。これによって素早いキャラはどんどん自分の番がまわって来る。
アイテム界が無い代わりにダンジョン師、魔導合成師、改造屋といった職業の面々が追加されている。
また主人公以外は全て霊魂で、マップ上のアイテムに霊魂を宿して(コンファイン)戦闘に参加することになる。
コンファインできる時間がキャラごとに決まっており、自分の番が何回かまわって来るとゲームから離脱(理ムーブ)することになる。リムーブされるとマップに呼び出すことが出来ないため、呼び出すタイミングも重要な要素となる。
色々と試行錯誤していると印象を受ける。いろんな要素があり一見複雑なシステムのようではあるが、動かしてみると前作ディスガイアをよりシンプルにしようという意図が見受けられるように思う。
驚くべきことに二周目が無い。
マスに関してはそれこそテレビゲーム以前のボードゲーム、シュミレーションなどでは六角マスと言うのが標準であった。
プログラムの制約上、それが四角いマスになり、四角マスを半マスずらしての擬似六角となり、六角マスを使用したゲームも現れた。
しかし、時代と共にまた四角マスが流行し、うだうだしている間にリアルタイムシュミレーションが現れ、再びマスに対するアプローチが白紙になる。
そんなこんなで一体何がよいのか悪いのか分からない状況ではあるが、四角いマスでも面白いものは面白いし、リアルタイムでもつまらないものはつまらない。
このゲームはおおむね面白いに分類してもよいんじゃないかと思う。
ただやりこみと言う点で考えるとディスガイアには及ばないように思う。
ストーリーは個人的にこちらの方が好み。ヒロインマローネのピュアで健気な態度が泣ける。
決してディスガイアのドリフのような掛け合いも嫌いではない。
そして、長らく二周目が無かったのだが「ファントム・ブレイブ2周目はじめました」が登場。