ディスガイア
テーマは愛。日本一といえばマール王国なんかのほのぼのした世界観が良い。
これもそんな雰囲気を残しつつ、やりこみと言う要素で他のゲームと一線を画す。
レベルは100あれば十分クリアできる強さなんだが9999まで上げることが出来る。
さらに武器や鎧にもレベルの概念があり、上がれば当然強くなる。
そこに特殊能力などがからんでなかなかシステムとしては秀逸。
やりこむためのギミックがこれでもかと詰め込まれている。

システム説明。ターン制のシュミレーションRPG。高さの概念がある。
武器や鎧と言ったアイテムにはアイテム界という世界があり、そこを制覇していくことでアイテムが強化されていく。
アイテム界には住人がおり、中でもイノセントと呼ばれる中立勢力を倒すと彼らの特殊能力が強化される。
ジオエフェクトと言う概念があり、色のついたパネルを消すことによってボーナスを得ることが出来る。
これはおまけ的要素ではあるが、獲得できるアイテムが上質な時など積極的に狙っていくべき。パズル的で頭を使う。
暗黒議会と言うものがあり魔王と言えども即決できない。とはいえ力ずくで可決も可能。ただし強い。
ただのSRPGで片付けられない要素満載である。

やりこみゲーといえばディスガイア。過去にもやりこみの概念はあった。
ウィザードリーなんかがやりこみとしては有名だろうか。しかしやりこむことを前提に作られたゲームと言うのはこれが最初だったのではないだろうか。(ガンパレやらローグ系なんかはもしかしたらやりこみ前提かも)
しかし逆にいうと、作り手の中で想定されたやりこみゆえ、それはやりこみでは無いと言えるのかもしれない。
ウィズの作者は果たして、裸で、素手で、ひたすら潜り込む忍者を想像していただろうか?
いや、何となくそうする奴も出てくるだろうな位の意識はあったかもしれない。
しかしあそこまでやりこむ人間が出てくるとは思ってなかったんじゃなかろうか。
それに対してディスガイアに関してはLV9999までできますよ。理論的にはこの組み合わせが最強の攻撃力ですよ。
てな具合にかなりの部分作り手に最初からデザインされ制御されていると言える。
このゲームに関してはなんかもっとこう作者の想像力を限界突破したやりこみをして初めてやりこんだと言えるのかもしれない。
レベルはジャンプの強さのインフレ状態の如くうなぎ登りで上昇していく。その辺はやってて面白い。ただレベル100あたりでだれてくる。いや、ヌルゲーマーだし。
レベル5000なんてのはまさに苦行、荒行の世界。上でやりこみじゃ無いとか書いておいてアレだがやりこみには違いない。
つまりやり込む人はこのゲームでやりこむとなんか凄いやりこみをするんじゃないかという期待があるというか。
我こそはと言う人は挑戦してみてはどうだろう?

戻る